海外派遣学生が帰国、出発あいさつ 国際ロータリー青少年交換プログラム

向門慶人市長(手前左)を訪問した宮原孜瑠さん(奥左)と識支奏さん=鳥栖市役所

 国際ロータリー青少年交換プログラムで約1年間のスイス滞在から帰国した宮原孜瑠(しりゅう)さん(鳥栖高2年)と20日から米国に派遣される孜瑠さんの妹の宮原識支奏(しえな)さん(久留米信愛高1年)が7日、鳥栖ロータリークラブのメンバーと向門慶人鳥栖市長を訪問し、帰国報告と出発あいさつをした。

 孜瑠さんはチューリヒ近郊でホームステイしながら現地の高校に通った。「スイスは日本とかなり似ていて、皆さん真面目で、電車も時間通りだった」といい、将来は「国際関係や経済学も学べるような学部に行き、スイスと日本の架け橋になれるような仕事に就けたら」と語った。

 識支奏さんは米アイオワ州に派遣され、現地の高校に通う。「米国では野球やバスケットボールの試合を見たい。スポーツが好きなので、学校でも何かできたらいいなと思っている」と話し、「文化の違いをしっかり体験し、言葉遣いや言い回しの違いなども、たくさん学べたら」と抱負を語った。(樋渡光憲)

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