160個分の食材「仕方ない。でも、痛い」台風7号接近で弁当が大量キャンセル…SNSでつぶやいたら救いの手が!

台風7号接近の影響で静岡県下田市の飲食店では、地元の祭りの参加者向けに注文を受けていた弁当160個がすべてキャンセルされました。店側がSNSで困っていることを訴えると、救いの手が次々と差し伸べられました。

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「台風7号接近に伴い、お弁当のキャンセルが160個!こればかりは仕方がない。でも、痛い」

インスタグラムで店のピンチを訴えたのは、下田市の飲食店「ダイニングバーNaminami」です。

この飲食店では、8月14日から2日間開催される「下田八幡神社例大祭」に向けて、弁当160個分の食材を仕入れていました。「こども神輿」の参加者に1個600円で提供する予定でしたが、台風7号の接近に伴い、このイベントが中止になり、弁当の発注もすべてキャンセルされました。

<「ダイニングバーNaminami」堀谷紗彩店長>
「社長からキャンセルを聞いたんですけど、その時は『うわ、マジか』という印象。食材のロスとかとりあえず何とかしなきゃという一心でしたね」

余った食材はおよそ10万円分。キャンセル料は設定していませんでした。店側が「皆様、少しでもご協力お願いします。800円税込みにしてすこし内容をグレードアップもできます!」(原文ママ)とSNSで協力を求めると常連客などから弁当の注文が相次ぎ、これまでに約130個の弁当の注文が入っているということです。

<弁当10個を購入した客>
QSNSを見て購入?
「はい。台風の影響で大変だなあと思いました。飲食店を経営していて、お店が忙しいので、まかない用に買いました」

<「ダイニングバーNaminami」堀谷紗彩店長>
「SNSの影響力の大きさを思い知らされたというか(SNSで)心配の声をかけてくれたことが多かったので優しい方々だなと思った」

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