ドリブル博士の三笘薫は10位!プレミアリーグ、現時点で最強のウィング10人

開幕を迎えた2023-24シーズンのプレミアリーグ。

ここでは、『Squawka』による、現在のプレミアリーグで最高のウィンガー10人を見てみよう。昨シーズンに算定した同サイト独自データによる格付けになっている。

10位 三笘薫(ブライトン)

スコア68%

(大学の卒論から)このドリブル博士は2022-23シーズンのプレミアリーグでDFたちにあらゆる問題を引き起こした。

この日本代表は、相手ペナルティエリア内での平均タッチ数(7.66)、ドリブル突破アテンプト数(4.43)、PKを含めないゴール期待値(0.31)のスタッツで上位80~95パーセンタイルに入っている。これらは対峙する相手にとっては恐ろしい組み合わせだ。

9位 ソーリー・マーチ(ブライトン)

スコア69%

彼はロベルト・デゼルビ監督の就任で最も恩恵を受けた選手かもしれない。

指揮官のプレースタイルにすんなり馴染み、7ゴール7アシストと素晴らしい活躍を見せた。

90分平均のチャンスクリエイト数(2.21)、決定機クリエイト数(0.56)、ペナルティエリア内へのパス数(6.44)は80~95パーセンタイルになっており、ブライトンの攻撃において常に脅威になっている。

8位 ムサ・ディアビ(アストン・ヴィラ)昨季はレヴァークーゼン

スコア71%

ウナイ・エメリ監督のもとで効率的かつ魅力的なサッカーを展開したヴィラは昨季7位と躍進し、欧州行きを勝ちとった(UEFAカンファレンスリーグ予選プレーオフ)。

さらに、パウ・トーレスとディアビという質の高い選手を補強したが、後者はプレミアリーグを沸かせる準備が出来ているように見える。

昨季はレヴァークーゼンでの33試合で9ゴール8アシストを記録。このスタッツをさらに上回ることを目指す。

7位 ガブリエウ・マルチネッリ(アーセナル)

スコア73%

昨季はプレミアリーグで15ゴールを記録し、ロベルト・フィルミーノが持つブラジル人のプレミアリーグ1シーズン最多得点記録に並んだ。

さらに、シティとの優勝争いを展開するチームのなかで5アシストをマーク。

PKを除くゴール期待値、ファイナルサードでのパス数、オープンプレーからのアシスト期待値でも上位だった彼は、今季も大活躍で記録を独占するかもしれない。

6位 レアンドロ・トロサール(アーセナル)

スコア73%

彼もアーセナルの抜け目ない補強選手だ。

2023年のプレミアリーグでアシスト数が最も多く、今年二桁に到達した唯一の選手でもある。

高い位置でのポゼッション奪取力(90分平均1.24回)もあり、ミケル・アルテタ監督のハイプレッシングスタイルにうってつけの存在となっている。

90分平均のスルーパス数も0.6と印象的で、上位95パーセンタイルに入っている。

5位 ジャック・グリリッシュ(マンチェスター・シティ)

スコア73%

本人もシティ移籍当初は苦戦したと認めているが、2022-23シーズンの安定した活躍でそれを払拭し、歴史的3冠に貢献。

オープンプレーからのアシスト期待値(90分平均で0.28)とファウル獲得数(3.4)は95パーセンタイル。

ポゼッション獲得数、決定機クリエイト数、相手ペナルティエリア内でのタッチ数も80~95パーセンタイルと1億ポンド(182億円)の投資に見合う活躍を見せた。

4位 ブカヨ・サカ(アーセナル)

スコア74%

大暴れしたLil Chilli(サカの愛称)は、昨季リーグ最速で10ゴール・10アシストに到達。

セスク・ファブレガスを抜き、最年少で“ダブル”を達成したアーセナル選手にもなった。

昨季は25ゴールに絡む活躍を見せ、プレミアリーグで最高の選手のひとりであることを見せつけた。

3位 フリオ・エンシーソ(ブライトン)

スコア77%

彼のトップ3入りを意外に思う人もいるかもしれないが、ブライトンのスカウト部門は無敵なのだ。

昨季、シティとアーセナル相手にゴールした唯一の10代選手だったエンシーソ。シティ戦での圧巻一撃はプレミアリーグの年間ベストゴールにもなっている。

スタッツ面でも好レートをマーク。90分平均のシュート数(4.28)、ドリブル突破アテンプト数(6.3)は95パーセンタイル。

PKを除くゴール期待値、相手ペナルティエリア内でのタッチ数、スルーパスアテンプト数でも80~95パーセンタイルにいる。

2位 フィル・フォーデン(マンチェスター・シティ)

スコア79%

23歳にして数多のタイトルを獲得しているフォーデンだが、それにふさわしい才能を持っている。

昨季のプレミアリーグでは1843分しかプレーしていないにもかかわらず、11ゴール5アシストをマーク。

さらに、ファイナルサードでのパス数、ポゼッション勝利数、相手ペナルティエリア内でのタッチ数、PKを除くゴール期待値、チャンスクリエイト数で上位20%に入っている。

1位 モハメド・サラー(リヴァプール)

スコア80%

2022-23シーズンのサラーは、リヴァプールのプレミアリーグ最多得点記録保持者になり、プレミアリーグ史上最も多く左足でゴールした選手になり、アンフィールドで9試合連続ゴールを決めたリヴァプール史上初の選手になった。

昨季は19ゴール・12アシストを記録。相手ペナルティエリア内でのタッチ数は5大リーグで最多だった(331回)ほか、多くのスタッツが80~95パーセンタイルに入った。

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スタッツに基づいた順位だが、三笘が10位なのは意外かも?なお、三笘は昨季のプレミアリーグでドリブル突破数が全体4位(60回)だった。

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