「ウイルスに感染→ここに電話を」には連絡しないで!警察がサポート詐欺に注意を呼びかけ

名古屋駅近くの家電量販店で、警察がサポート詐欺への注意を呼びかけました。

パソコン画面に突然現れた警告表示。
警告音も鳴り響く中、パソコンがウイルスに感染したとして、サポートに電話をかけるよう要求します。
これは、実際にあった「サポート詐欺」の様子です。

現在、こうしたウイルス感染を装い、対処費用などと称して電子マネーなどを請求する詐欺被害が相次いでいます。

中村警察署管内ではことし6月末までに8件の被害があり、8月8日には中村警察署の警察官や大学生のサイバーボランティアなどが名古屋駅近くのビックカメラ入口で被害の実態と対処法を伝えました。
警告画面が出た時にはCtrl、Alt、Deleteを押し、「タスクマネージャー」から開いている画面を閉じてほしいということです。

(体験した人)
「警告画面が出て、まずはびっくりした。あたふたして電話してしまうかもしれない。体験したことがなかったので勉強になった」

ブースを訪れたこちらの男性は以前、サポート詐欺の被害に遭いそうになったことがあるといいます。

(サポート詐欺被害に遭いそうになった男性)
「めちゃくちゃ焦って、番号にかけなきゃと正常な判断ができなかった。ギフトカードを買えと言われて、おかしいと思った。家族もパソコンに詳しくなくて、すぐに助けを呼べなかった」
「対処法を学んだのでもうばっちりです。もうだまされないです」

(中村警察署 若杉則彰生活安全課長)
「実際、警告画面に出た連絡先に連絡して、コンビニで電子マネーを買わされるなどの被害が出ている。焦らずに、まずは落ち着いて、警察に連絡してほしい。絶対に連絡先には連絡しないこと、怪しい振り込みには応じないことをお願いしたい」

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