なでしこの心臓、長谷川と長野 W杯敗退も感謝綴り再起誓う「悔しさを忘れずに強くなって戻ってきます」

[写真:Getty Images]

なでしこジャパンのボランチ2人、長谷川唯(マンチェスター・シティ)と長野風花(リバプール)が準々決勝を終えての心境を綴った。

【写真】結果を受け天を仰ぐ長谷川唯

なでしこジャパンは11日、オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)準々決勝でスウェーデン女子代表と対戦。2点を先行される苦しい展開ながらも終盤には怒涛の反撃を見せ、途中出場・林穂之香(ウェストハム)のゴールで1点を返したが、1歩及ばず1-2で敗れた。

特に前半は、日本の心臓であるボランチの2枚が屈強なスウェーデンの徹底マークに遭って自由に奪われ、これまでのような果敢で前向きなプレーを見せることができなかった。

残念ながらベスト8で大会を去ることになったなでしこジャパン。長谷川は試合後、自身のインスタグラムで「世界一のチームでした。みんな本当にありがとう。結果を受け止めて、次へ。ニュージーランドでホームのような空気、日本コール最高でした。現地での応援、また日本からの応援ありがとうございました」と、悔しさを覗かせながらも、現地でなでしこを後押ししたファンや、日本のサポーターへ感謝を綴った。

また、長谷川とダブルボランチを組み、80分まで出場した長野もこの日は狙われる状態に。これまでのような躍動感を見せることはできなかったが、悔しさを糧に進化を遂げ、再びこの舞台に帰ってくると誓った。

「みんなに助けてもらいながら、一歩ずつ前に進んできた1ヶ月。最高の瞬間をみんなと分かち合えたこと、本当に感謝しています。そして、このチームを心の底から誇りに思います。小さい頃からずっと目指し続けてきた舞台に立てた喜び、なにもかも足りなかった悔しさを忘れずにまた強くなって戻ってきます。たくさんの応援本当にありがとうございました」

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