国家安全処、郭鳳儀氏の父母を連行

香港警務処国家安全処は8月8日、100万ドルの懸賞金をかけて指名手配されている郭鳳儀氏の父母を連行し、海外にいる郭氏との連絡や金銭の往来がないかを調べた。9日付香港各紙によると、郭氏の容疑は香港版国家安全法の「外国または域外勢力と結託して国家の安全を脅かした罪」。反中組織「香港民主委員会」執行総監として海外で積極的にロビー活動を行っており、中国と香港特区に対する制裁、封鎖、その他の敵対行動を外国に求めている。郭氏は2019年6月にネット掲示板で「G20団隊」を立ち上げ、初めて世界の新聞に広告を掲載するための募金活動を展開。13カ国の新聞16紙に広告を掲載し、各国にG20サミット期間に中国に対して香港の主権と民生問題を提示し、外国に香港内部事務への干渉を要求した。今年5月には「米国の中国問題に関する連邦議会・行政府委員会(CECC)」公聴会に出席し、米国側に香港版国家安全法の指定裁判官と検察官に対する制裁などを要求した。

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