県都の夜空に2万発 うつのみや花火大会 新作披露も

県都の夜空を色鮮やかに彩る花火=12日午後7時25分、宇都宮市道場宿町

 2023うつのみや花火大会(NPO法人うつのみや百年花火主催)が12日夜、宇都宮市道場宿町の鬼怒川河川敷で開かれ、県都の夜空に約2万発の大輪の花が咲いた。

 17回目となる今年のテーマは「未来~100年先まで想いを込めて~」。ピンクや黄緑、レモン、水色といった中間色を取り入れた新作を披露したほか、ギョーザやイチゴなど地元ならではの趣向の花火も登場した。雷都・宇都宮を音と光で表現した迫力満点の特大スターマインが夜空を照らすと、会場を埋め尽くした観客からは歓声とため息が漏れた。

 さいたま市から訪れた島村聡子(しまむらさとこ)さん(41)は「開放感たっぷりで、演出も楽しめた」、娘の季菜子(きなこ)さん(7)は「花火が上がるまでが面白い」と堪能していた。

大勢の観衆の前で打ち上げられた花火=12日午後8時5分、宇都宮市道場宿町

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