リーグ・アン第1節のマルセイユvsスタッド・ランスが12日に行われ、2-1でマルセイユが勝利した。スタッド・ランスのMF伊東純也はフル出場、10分に今季初ゴールを記録、FW中村敬斗は60分からプレーした。
昨季3位のマルセイユのホームに乗り込んだ昨季15位のスタッド・ランスは、今季から背番号を7に変更した伊東が右MFで先発、10日に移籍が発表された中村はベンチスタートとなっている。
試合はスタッド・ランスが先手を取る。10分、フォケの右クロスをムネツィが頭で折り返すと、ボックス中央右で待ち構えていた伊東が右足ボレーでゴールに流し込んだ。
先制を許したマルセイユは23分、右クロスのこぼれ球から二次攻撃を仕掛けるとペナルティアーク手前でボールを受けたウナイが正確なミドルシュートをゴール右に突き刺し、試合を振り出しに戻した。
追いつかれたスタッド・ランスだったが、38分に再びチャンスを迎える。ドリブルでボックス右から侵入したリシャルドソンがマイナスの折り返しを供給すると、走り込んだ伊東がダイレクトシュート。ジゴにディフレクトしたボールがGKパウ・ロペスの逆を突き、ゴールネットを揺らしたが、リシャルドソンにボールが渡る前にボールはサイドラインを割っており、VARの末にゴールが取り消された。
VARで救われたマルセイユは40分、ウナイのパスでDFの裏に抜け出したヴィティーニャがそのままボックス内まで切り込みゴールネットを揺らしたが、こちらもオフサイドの判定でゴールが取り消された。
1-1で迎えた後半は立ち上がりから膠着状態が続く中、スタッド・ランスは60分にカドラ、リシャルドソンらに代えて中村、テウマらを投入する3人替えを敢行。しかし、勝ち越しに成功したのはマルセイユだった。
73分、スローインをボックス右で受けたサールの折り返しを受けたヴィティーニャがアブデルハミドをかわし、角度のない位置からシュートを放つと、ゴールカバーに戻ったオクムにディフレクトしたボールがゴールラインを割った。
その後、何度かマルセイユゴールに迫ったスタッド・ランスだったが、最後までゴールは奪えず。試合はそのまま2-1でマルセイユが勝利した。