ディ・マリア復帰弾が決勝点! ベンフィカがポルト撃破でスーペルタッサ優勝

[写真:Getty Images]

スーペルタッサ・カンディド・デ・オリベイラのベンフィカvsポルトが9日に行われ、2-0で勝利したベンフィカが4シーズンぶり通算9度目の優勝を決めた。

前シーズンのプリメイラ・リーガ王者と、タッサ・デ・ポルトガル王者が激突するポルトガルのスーパーカップにあたるこの一戦。

今シーズンはプリメイラ・リーガ王者のベンフィカと、タッサ・デ・ポルトガル王者のポルトという国内屈指の名門同士の対戦となった。

ベンフィカはオタメンディやジョアン・マリオら既存戦力に加え、13年ぶり古巣帰還のディ・マリアやオルクン・コクチュといった新戦力がスタメン入り。対するポルトは守護神ジオゴ・コスタや闘将ペペ、タレミといった昨季の主力が起用された。

試合は立ち上がりから球際でバチバチとやり合う激しい展開に。その中で前半はポルトがより効果的にフィニッシュまで持ち込んでいくが、最後の場面でしっかりと身体を張るベンフィカの守備を崩し切るまでには至らず。

結局、ゴールレスで折り返した試合は後半も拮抗。決定機の数よりも徐々にカードの枚数が増えていく。

そういった中、先にゴールをこじ開けたのはベンフィカ。61分、中盤でパスカットしたコクチュがすかさずディ・マリアに縦パスを通すと、アルゼンチン代表MFはボックス左で絶妙な左足アウトを使ったファーストタッチをみせ、得意の左足のグラウンダーシュートをゴール左下隅の完璧なコースに突き刺した。

ディ・マリアの復帰後初ゴールで先手を奪ったリーグ王者は、直後の68分にもカウンターからボックス右に抜け出したラファ・シウバからの丁寧なグラウンダーの折り返しを、ゴール前のムサがワンタッチで合わせ、追加点を奪った。

以降は完全にベンフィカペースで試合が進むと、試合終了間際にはペペがラフプレーで退場に。さらに、セルジオ・コンセイソン監督も執拗な抗議で退席処分を言い渡され、ポルトは主将と指揮官を失ってタイムアップの笛を聞くことになった。

ベンフィカ 2-0 ポルト

【ベンフィカ】

ディ・マリア(61分)

ムサ(68分)

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