「さかなと森の観察園」6年ぶり無料公開 日光、淡水魚の生態知って

無料公開された「さかなと森の観察園」

 【日光】国立研究開発法人水産研究・教育機構はこのほど、中宮祠の水産技術研究所日光庁舎に併設する広報展示施設「さかなと森の観察園」の無料公開を6年ぶりに実施した。

 同庁舎はマス、サケ類などの川や湖に生息する魚について研究している。同庁舎での研究や活動について、多くの人に知ってもらおうと通常は有料の園内を無料で公開した。夏休みの時季に合わせて実施しているものの、近年は新型コロナウイルスや台風などの影響で中止となっていた。

 この日は、家族連れや観光客などが訪れた。園内ではホンマスやニッコウイワナなど魚の展示や同庁舎職員による研究内容の紹介、スタンプラリーなどさまざまな催しが行われた。

 同庁舎の担当者は「研究者たちも楽しみにしていた。奥日光の自然が残るこの場所で、研究について知ってもらいながら魚に親しんでもらえたと思う」と話した。

 同園は11月30日まで開園。観覧料金は大人300円、子ども100円。

無料公開された「さかなと森の観察園」

© 株式会社下野新聞社