若い感性586点ずらり 園児から高校生、力作 高岡学生書道展

会場に並ぶ力強い筆致の作品に見入る来場者=高岡市の県高岡文化ホール

 第75回高岡学生書道展(高岡市書道教育研究会主催、富山新聞社共催)は12日、県高岡文化ホールで始まった。県内の園児から高校生までの作品586点が並び、来場者はみずみずしい感性の力作をじっくりと鑑賞した。

 会場の1階から3階まで、半紙や条幅、書き初め用紙に楷書、行書、隷書(れいしょ)でしたためた作品がずらりと展示された。

 「大きな志」「生きる力」のような明るい言葉や、「高岡万葉」「立山に登る」といったふるさとにちなんだものをテーマに、力強い筆致で仕上げた作品が多く、家族連れらが「上手だね」「すごいね」と感想を言いながら見て回った。

 高岡市書道教育研究会の今川芳舟会長(富山新聞文化センター講師)は「子どもたちの一生懸命さや指導者の努力が伝わる作品を見て元気をもらってほしい」と話した。

 書道展は13日までで、同日午後3時から入賞者の表彰式が行われる。

© 株式会社北國新聞社