映画『アンタッチャブル』警部役俳優が死去、78歳 がんとの長い闘病の末

映画『アンタッチャブル』の俳優ロバート・スワンさんが死去した。78歳だった。ブライアン・デ・パルマ監督による禁酒法時代のギャングを描いた1987年公開の名作で、ケビン・コスナーやショーン・コネリーとともに警部の役を演じたロバートさんが、9日にがんとの闘病の末に亡くなったことを、友人のベティ・ホーフナーが発表した。

ロバートさんの訃報は、バラエティとハリウッド・リポーターで公表された他、ソーシャルメディアでも発表され、フェイスブックには「がんとの長い闘病生活の末、8月9日午前5時47分、インディアナ州ローリングプレーリーの自宅で安らかに眠りにつきました」と綴られている。

1944年、シカゴに生まれたロバートさんは1980年、クリストファー・リーヴ演じる1912年へタイムスリップした主人公と戦う舞台係の役を演じた『ある日どこかで』で映画デビューした。オリバー・ストーン監督の1994年公開の映画『ナチュラル・ボーン・キラーズ』にも出演したほか、1984年にはABCのTV映画『ザ・ドールメーカー』でジェーン・フォンダと共演を果たした。

『アンタッチャブル』では、アル・カポネと戦うショーン・コネリー演じるシカゴの荒くれ刑事の手口に憤慨する役で出演し、1986年のバスケットボール映画『勝利への旅立ち』でのインディアナ州の農夫ロリン・ブッチャーを好演したことでも知られる。

ロバートはまた、ユナイテッド航空、ブッシュ・ビール、シュリッツ・ビール、ナイン・ライヴズ・キャットフード、ビーフ・インダストリー・カウンシルのコマーシャルの声優を務め、ミシガン州スリー・オークスのハーバー・カウンティ・オペラを設立している。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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