流されたサンダルやボールは追いかけないで 水難事故防ぐ親子講座「背浮き」も指南

ペットボトルを浮具にする子どもたち(京都府長岡京市・長岡スイミングスクール)

 京都府長岡京市の長岡スイミングスクールで、「水の事故を防ぐためのスイミングスキル講座」があった。乳幼児から小学生と保護者が、水難事故から身を守る方法を学んだ。

 子育て支援に取り組む一般社団法人「いんふぁんとroomさくらんぼ」(向日市)の協力で、同スクールが主催した。

 水辺の安全教室を展開するNPO法人「アクアキッズセーフティープロジェクト」(大阪市)の代表理事すがわらえみさんが講師を務め、同スクールのコーチが補佐した。

 すがわらさんは、川や海で流されたサンダルやボールを追いかけないなど、水難事故を防ぐ方策を講演。年長児や小学生とともにプールに入り、あおむけに浮かぶ「背浮き」のほか、ペットボトルや菓子の袋が浮具に使えることを教えた。

 小学1年の長男と参加した保護者(35)=長岡京市=は「長男は以前、波にのまれたことがあるが、楽しく教えてもらい、怖がらずにプールで泳げた。身を守る大切な力を学ばせてもらった」と話した。

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