沖縄県宜野湾市の沖縄国際大に隣接する米軍普天間飛行場のヘリコプターが墜落、炎上した事故から19年となった13日、事故の記憶を継承し、飛行場の早期閉鎖を求める集会を大学が開いた。教職員と学生、地元住民ら約50人が事故で焼けたアカギの木を前に、基地のない沖縄の実現を願った。
前津栄健学長は集会で「基地負担を強いられ、沖縄の平和が脅かされている。危険この上ない普天間の即時閉鎖を日米政府に求める」と訴えた。
事故の年に生まれた法学部2年仲宗根桜さんは、沖縄と本土の間に基地問題に関する認識の隔たりがあると指摘。「意見交換の輪を広げ、平和をつくるのはわれわれ一人一人だ」と呼びかけた。