並んでも食べたい!千葉・勝浦に来たら一度は食べたい発祥店の勝浦タンタンメン

昭和29年に創業した勝浦タンタンメン発祥とされる名店

JR外房線の勝浦駅から車で10分ほどの国際武道大学の野球グランドの裏側にある『元祖勝浦式担々麺 江ざわ』。

千葉県が誇る三大ご当地ラーメンの一つである「勝浦タンタンメン」の発祥とされる、休日には2時間待ちになる超人気店です。ちなみに千葉三大ラーメンは、勝浦市の「勝浦タンタンメン」、富津市の「竹岡式ラーメン」、長生郡長柄町の「アリランラーメン」になります。

店内の壁面には所狭しとサインが飾られており、席はカウンター4席、テーブル12席、小上がり18席です。

メニューの種類は、「担々麺」、「中辛」、「大辛」、「上坦々麺」、「チャーシュー担々麺」などが並びます。なお、辛さは1〜5の5段階(3がスタンダード)で選ぶことができます。

醤油ベースに自慢の自家製ラー油の旨味溢れる「担々麺(3辛)」は、食欲を湧きたてる絶妙な辛さで一口ごとに引き込まれていく一杯!

醤油スープには自家製ラー油と共に刻みねぎが浮いており、艶やかな細麺の上には挽肉、ザク切り玉ねぎ、微塵切りニンニクで、白髪ねぎの白が鮮やかなラー油の赤に映えます。

「勝浦タンタンメン」は、こちらのお店の初代店主が中国・四川で食べたタンタンメンをヒントに、店の醤油ラーメンに担々麺に使用するラー油や挽肉といった具材をのせた辛いラーメン(江ざわ式・担々麺)を考案。これが勝浦の漁師や海女さんたちの間で、「海で冷えた体が温まる」と大評判になり担々麺を作る店が増えていったそうです。

スープは鶏のさっぱりとした旨味が溶け出た醤油スープに「勝浦タンタンメン」の最大の特徴ともいえる自家製ラー油がたっぷり掛けられています。

ラー油の土台となる胡麻油の風味が極めて鮮烈に効いており、仄かな醤油の塩味を感じる重厚な出汁と共に唐辛子の辛味がじんわりと口の中に広がり、芳ばしい香りが鼻腔を抜けていきます。

麺は加水高めのツルシコな食感が楽しめる中細麺!スープの持ち上げが良くスルスルっと軽快に啜れます。

食べ進めるほどに溶け出したスープの辛味と旨味が麺に絡み、より一層旨味が増してヤミツキ感のある味わいになります。

具は炒めた挽肉や玉ねぎに白髪ねぎという実にシンプルな構成!
大きめに切られた玉ねぎは、クタクタになるまで茹でてあるためとろみがあり、甘味がいいアクセントになっています。

辛さ・甘味・旨味が見事に計算された一杯!行列必至ですが勝浦に訪れた際は一度ご賞味あれ!

元祖勝浦式担々麺 江ざわ

〒299-5215 千葉県勝浦市白井久保字原296-8

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*この記事は2023年7月時点の情報を基に作成しています。

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ライター:ニッポンごはん旅・編集長

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