カンボジア世襲後も中国と連携 次期首相が王毅氏と会談

左からフン・マネット氏、中国の王毅共産党政治局員兼外相

 【プノンペン共同】カンボジアの次期首相に指名されたフン・マネット氏(45)は13日、首都プノンペンで中国の王毅共産党政治局員兼外相と会談した。カンボジアの国営通信社などが伝えた。世襲による新内閣発足前に両国連携の維持と発展を確認したとみられる。

 中国は巨大経済圏構想「一帯一路」の下、高速道路や空港といったインフラ整備で巨額の支援を実施してきた。王毅氏は父親のフン・セン首相(71)とも13日会談し、カンボジアへの「継続的な支援と援助」を表明、新内閣への支持を示した。

 40年近く権力の座を維持してきたカンボジアのフン・セン氏は近年、強権姿勢を強めており中国への傾斜を進める。

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