岐阜、にぎわう真夏の徹夜おどり 郡上踊、コロナ短縮経て通常開催

「郡上踊」の「徹夜おどり」が始まり、雨のなか浴衣姿で踊る女性ら=13日夜、岐阜県郡上市

 岐阜県郡上市で開催中の日本三大盆踊りの一つ「郡上踊」で、真夏に4夜連続で夜明けまでにぎわう「徹夜おどり」が13日、始まった。昨年は新型コロナウイルス感染拡大で時間を短縮して行われたが、今年は通常通り午前4時までの開催。

 開始時刻の午後8時ごろは雷雨に見舞われたが、住民や観光客らは、やぐらを囲み、おはやしに合わせて道路や神社など街角の至る所で一心不乱に踊った。愛知県豊明市の浜島貞久さん(63)と妻の玲子さん(63)は、おそろいの浴衣と麦わら帽子を着用。「このために浴衣を新調した。踊り明かすつもりだ」と話した。

 今回は、カナダのトロントでも時間を合わせて踊るイベントを企画した。

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