14日（月）、強い台風7号が南の海上を北上する見込み。台風が接近する前から湿った空気が流れ込むため、四国～東北の太平洋側では雨が降る所が多く、紀伊半島の太平洋側を中心に大雨のおそれがある。

14日（月）台風7号が近づく前から太平洋側は広く雨　三重県は大雨に

　14日（月）、強い台風7号は、日本の南を北西に進み、15日（火）には、紀伊半島に上陸するおそれがある。台風が接近する前から、南東～東の湿った空気が吹きつけるため、四国～東北の太平洋側を中心に雨が降り、三重県などでは、夜には、雷を伴った非常に激しい雨が降る所がある見込み。東海を中心に非常に強い風が吹き、大しけとなるため、海のレジャーは控えたい。

14日（月）岩手県沿岸は土砂災害などに厳重警戒

　岩手県岩泉町や田野畑村などは、13日（日）夜、記録的短時間大雨情報が続々と発表された。前線が停滞し、高気圧の縁を回って暖かく湿った空気が流れこみ、大気の状態が非常に不安定になったためで、岩泉町では、3時間で300ミリほどになり、記録的な大雨になった。14日（月）も雨が降る予想で、土砂災害警戒情報も発表されている所もあり、土砂災害などに厳重に警戒が必要だ。

15日（火）台風7号は紀伊半島に上陸か　14日（月）午前中までに備えを

　15日（火）には、台風7号は北上し、紀伊半島付近に上陸するおそれがある。近畿と東海地方を中心に大雨が降り、猛烈な風が吹き、大荒れになる見込み。四国～関東の太平洋側は、うねりを伴って大しけになる見通しだ。台風の動きが遅く、影響が長引く見込み。交通機関に影響が出るため、予定の見直しも検討した方がよそさそうだ。

　14日（月）の午前中までに懐中電灯や携帯の充電、水などの備えを万全にしたい。

（気象予報士・大隅智子）