ネイマールがアル・ヒラル移籍で大筋合意…報酬は317億円以上、移籍金は142.7億円

[写真:Getty Images]

パリ・サンジェルマン(PSG)のブラジル代表FWネイマール(31)が、サウジアラビアのアル・ヒラルと大筋合意に至ったようだ。フランス『レキップ』が伝えた。

2017年夏に2億2200万ユーロ(約352億円)という史上最高額の移籍金でバルセロナからPSGへと加入したネイマール。

PSGでは公式戦173試合で118ゴールを記録する活躍を見せている。

しかし、年々ネイマールの置かれている状況は厳しいものに。2022-23シーズンはパフォーマンスがあまり上がらないでいると、シーズン終盤には足首を負傷。手術を受けて離脱していた。

また、ピッチ内外での振る舞いも問題視されており、ネイマールに対しては、PSGの一部ファンが退団を要求するなど関係が悪化。加えて、今夏のジャパンツアーではプレーどころかウォーミングアップもしないと、直後の韓国ツアーでは全北現代モータース戦でフル出場と、多くの波紋を呼んでいる。

ただ、今季から就任したルイス・エンリケ監督は、ネイマールを計算に入れていない状況。構想外を伝えたとされると、今夏の移籍市場で躍動しているサウジアラビアからの超巨額オファーが舞い込んだ。

『レキップ』によれば、アル・ヒラルとは2年契約で合意に至ったとのこと。総額2億ユーロ(約317億円)を受け取っているアル・ナスルのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドを上回る報酬を手にするとされている。

また、アル・ヒラルは9000万ユーロ(約142億7000万円)程度の移籍金をPSGへと支払う見込み。構想外の選手を高額で売却できることにPSGは乗り気でネイマール次第とされていた。

なお、ネイマールは第一線でのキャリアを終えるつもりはなく、2026年の北中米ワールドカップに向けて、1、2年後にはヨーロッパに戻るつもりがあるという。

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