消防官2人、風俗店で副業 愛知・一宮、送迎業務

 愛知県一宮市は14日、一宮消防署に勤務する20代の消防官2人が、無店舗型風俗店で送迎の副業をしていたと発表した。匿名の通報で発覚し、2人は事実関係を認めている。市は近く2人を処分する方針。

 市によると、消防副士長(27)は2021年4月から今年1月にかけ、消防士(25)は21年7月から9月にかけ、それぞれ岐阜県と愛知県を派遣エリアとする無店舗型風俗店で送迎業務をしていた。

 同市の消防職員を巡っては、コンビニでの窃盗や女性の盗撮など不祥事が続き、人事を刷新して再発防止に取り組んでいた。一宮市の帖佐義文消防長は「綱紀粛正を徹底し、信頼回復に全力を尽くす」とコメントした。

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