真夏の祭典、華麗に締め 金沢ゆめ街道最終日 京都橘高吹奏楽部も力強く

大賞に輝いた「KITA舞人」=13日、北國新聞赤羽ホール

  ●YOSAKOI百万石会場、KITA舞人大賞

 金沢ゆめ街道2023(同実行委員会、北國新聞社主催)は最終日の13日、金沢市の北國新聞赤羽ホールで第22回YOSAKOIソーラン日本海百万石会場のステージ審査が行われ、「KITA舞人」(宝達志水町)が大賞に輝いた。12日のオープニングパレードに登場したマーチングの強豪・京都橘高吹奏楽部の演奏会も開かれ、華やかな舞と音色で真夏の祭典を締めくくった。

 百万石会場の審査には9チームが臨んだ。KITA舞人は和傘や鮮やかな色の布などを手に躍動感あふれる演舞を披露し、2005年以来となる3回目の大賞を獲得した。

 代表の黒崎晶子さん(50)は「感動で頭が真っ白になった」と万感の表情で話した。準大賞には「泉華菖舞美人」(加賀市)と「粟津おすえべ花吹雪」(小松市)が選ばれた。

 ステージ審査の後、「近江笑人」、「コンサフリーク」、「北海道大学“縁”」、YOSAKOIソーラン日本海組織委員会の選抜チーム「The日本海&北國新聞」の4チームがゲスト演舞で盛り上げた。12日のジュニア大会で大賞を獲得した「KITA舞人ジュニア」も出演した。最後は出演者全員による総踊りを繰り広げた。

 JR金沢駅兼六園口鼓門下やもてなしドームなどにはサテライト会場が設けられ、日差しが降り注ぐ中、観光客らが華やかなステージを楽しんだ。 

 百万石会場に先立ち、北國新聞赤羽ホールで京都橘高の演奏会が開かれ、「オレンジの悪魔」の異名を持つ同校の力強い演奏が、満席の会場を盛り上げた。

 後半のマーチングステージでは、オレンジ色の衣装をまとった部員が「君の瞳に恋してる」などを披露した。

  ■審査結果 

 ▽大賞 KITA舞人(宝達志水町)=北國新聞社社長賞▽準大賞 泉華菖舞美人(加賀市)=アサヒビール賞、粟津おすえべ花吹雪(小松市)=金沢市長賞▽4位以下 (4)近江笑人(滋賀県)=新琴似天舞龍神賞(5)うちなだ愉快な仲間たち(内灘町)=YOSAKOIソーラン日本海組織委員会長賞(6)渚一世風美(白山市)=北陸共立賞(7)金沢大学“彩-IRODORI-”(金沢市)=優秀賞(8)コンサフリーク(北海道)=優秀賞(9)金石かもめ(金沢市)=優良賞▽ベストグッドマナー賞 KITA舞人▽グッドマナー賞 泉華菖舞美人

息の合ったマーチング演奏を披露する京都橘高吹奏楽部

© 株式会社北國新聞社