カタールが囚人交換を仲介 米イラン、直接協議はせず

 【ワシントン共同】米国とイランによる囚人交換の合意が1年以上にわたるカタールの仲介で実現したことが分かった。CNNテレビが13日までに米当局者の話として報じた。米イラン両国の不信感は根強く、直接協議は一切行われていないといい、囚人交換が順調に進むかどうかや核協議の再開につながるかは不透明さも漂う。

 両国の交渉担当者はカタール首都ドーハの別々のホテルに滞在して連絡役のカタール外交官を介して協議を重ね、米国人5人と複数のイラン人の囚人交換で合意した。両国の担当者が顔を合わせることはなかったという。

 米国の制裁に沿って韓国で凍結されたイラン資産約60億ドルの凍結解除でも一致した。

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