15日に全国戦没者追悼式 終戦78年、今年も縮小開催

終戦の日を前に、千鳥ケ淵戦没者墓苑で手を合わせる人たち=14日午後、東京都千代田区

 終戦から78年となる15日、政府主催の全国戦没者追悼式が東京都千代田区の日本武道館で行われる。天皇、皇后両陛下、岸田文雄首相、戦没者遺族らが参列し、先の大戦で犠牲となった約310万人を悼む。核使用の懸念などで国際情勢が緊迫する中での開催。高齢の参列者が多いため、今年も新型コロナウイルス感染防止で規模を縮小して実施する。

 厚生労働省によると、台風7号による交通機関などへの影響から、愛知、三重、滋賀、京都、兵庫、岡山、広島、徳島、香川の9府県の遺族が欠席する。参列者数は来賓を含め例年6千人規模だが、今年は2千人前後になる見込み。縮小開催は4年連続となる。

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