福井鉄道が10月14日からの福武線減便を発表 運転士不足、平日は105本から80本に

減便が発表された福井鉄道=8月14日、福井県福井市順化1丁目

 福井鉄道(本社福井県越前市、吉川幸文社長)は8月14日、福武線のダイヤを10月14日に改正すると発表した。利用客が比較的少ない日中の時間帯の急行を取りやめ、総本数を平日は現行の1日上下105本から80本、土日は98本から76本に減便する。運転士不足を最大の理由としている。線路の保守作業の時間確保のため、始発列車の時刻を10分繰り下げ、最終列車の時刻を42分繰り上げる。

⇒【関連記事】福武線が減便…沿線自治体や住民の思い

 減便の中心は午前10時~午後3時台で、1時間に1本運行している急行を廃止する。この時間帯の急行によるえちぜん鉄道との相互乗り入れは普通で行う。 通勤、通学利用者の利便性に配慮し、午前7~8時台や午後5時台の運行本数は極力維持するが、午前7~8時台に田原町-福井駅間を運行している普通は取りやめる。午前6時52分福井駅発たけふ新行きの区間急行も廃止する。

  10月14日から11月ごろまでは、福井、福井城址大名町、神明、たけふ新の4駅のみに停車する臨時急行電車を上下線合わせて1日4本運行する。午前10時~午後2時台の運行を想定、9月中にもダイヤを発表する。

⇒【さらに詳しく】福井鉄道が10月からの福武線減便を発表

© 株式会社福井新聞社