神戸新聞社の双方向型報道「スクープラボ」では、兵庫県内にある「企業ミュージアム」からイチオシの施設を選んでもらった。1位は川崎重工業(神戸市中央区)のカワサキワールド(同)だった。
企業ミュージアムは企業の歩みや商品開発の歴史、ものづくりへのこだわりなどを紹介する。アンケートは7月28日~8月6日、無料通信アプリ「LINE(ライン)」で実施。複数回答可で選んでもらい、理由や思い出も尋ねた。県内在住の180人から460の回答を得た。男性53%、女性47%で、40、50代が5割近くを占めた。
1位のカワサキワールドは4割近くの人が選び他を圧倒した。神戸・メリケンパークの神戸海洋博物館内にある好立地に加え、多くの陸海空の乗り物を見られる点や、オートバイにまたがることができる体験型の展示などが人気を呼んだ。
2位はグリコピア神戸(神戸市西区)。親子連れでお菓子の工場が見学できる点をイチオシの理由に挙げる人が多かった。このほかにも、食品・飲料系の施設が多く上位に入った。
3位の竹中大工道具館(同市中央区)は、建築の歴史や技術を学べる場として評価が高かった。4位の「史跡・生野銀山」(朝来市)は、三菱マテリアル(東京)が90%出資する企業が運営。坑道内の気温が年間を通して13度と涼しく、避暑にオススメという感想が多かった。(三宅晃貴)
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このアンケートは読者の声を聞き取ることが目的で、無作為抽出の世論調査とは異なります。