お盆休みの広島 涼スポットも人気 「寒いくらい」滝を楽しむ

お盆休みの真っただ中、各地の観光スポットも多くの人でにぎわいました。渕上沙紀 アナウンサーが、「涼」を感じる場所も訪ねてきました。

渕上沙紀 アナウンサー
「午前9時過ぎの平和公園です。手元の温度計で30℃を超えています。原爆資料館前には早くも120分以上待ちの行列ができています」

「新型コロナが5類に移行して初めてのお盆を迎えていますが、暑さもあってマスクをしている人はほとんど見受けられません」

静岡から来た家族
「暑いですけど、静岡のほうが暑い。きょうは涼しい感じがする」
「教科書で見るより生々しい感じがして、世界平和を大事にしたいと思った」

イタリアからの観光客
「広島には歴史があって、平和のモニュメントもあるので来ました。日本の方が暑いです。イタリアより10℃高い」

渕上アナウンサー
「涼を求めて、わたしが行ってみたいところがあるんです。それがこっちを曲がったらあるんですが、すごいです。見てください。10時オープンの開店前なんですが、このようにずらりと行列ができています」

涼を求めてやってきたのは、広島市中区本通にある「コオリヤ ユキボウシ」です。

福山市から
「9時くらいから、1時間くらい前から並んでいます。暑いけど食べたいので」

フルーツやクリームなどを使ったかき氷15種類からわたしが選んだのは…

広島レモンとパイン 瀬戸内エスプーマ

渕上アナウンサー
「瀬戸内のレモンを使ったかき氷です。色がカラフルです。いただきます。冷たくて、おいしい。レモンのさわやかな香りが広がって、火照ったからだが冷えていくのがわかります」

コオリヤ ユキボウシ 三宅晴実 店長
「ソーシャルディスタンスが緩くなって、みなさん、大勢で来る。梅雨が明けるのが遅かったので、それで一気にいらっしゃっている感じ」

渕上アナウンサー
「続いて涼を求めてやってきたのは、廿日市大野の大頭神社です。1400年の歴史がある大頭神社ですが、この奥には天然の滝があるということです」

鳥居をくぐって最初に見えてくるのが雌滝。高さは50メートルもあります。そこから歩いてわずか1分…

渕上アナウンサー
「見てください。ファミリーがテントを張って、家族連れがレジャーを楽しんでいます。そして、その奥には高さ30メートルの雄滝、すごく立派ですね」

訪れた親子
「尾道から来ました。宝もの見つけた!」
「マスクもしなくても出かけられるんで、人もけっこう多くなりましたよね」

妹背の滝の「妹背」とは古い言葉で夫婦という意味。雄滝と雌滝がまるで夫婦のように見えることから名づけられたそうです。

渕上アナウンサー
「時間は12時を過ぎました。手元の温度計は35℃になろうとしていますが、後ろからの水しぶきもあってミストのよう。それほど暑さは感じません。みんな楽しいですか?」

子どもたち
「楽しい! 寒いくらい」

廿日市市から
「ことし、すごく暑いので家にいようかなと思ったんですけど、来たらすごく涼しかったので、来てよかったです」

渕上アナウンサー
「わんちゃんもいますね。川の水で涼んでいます」

猛暑は続きますが、コロナ禍が落ち着いてきた中、みなさん、それぞれのお盆休みを楽しんでいるようです。

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