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宝塚市教育委員会は14日、市立小中学生(卒業生を含む)の名簿や指導記録、成績などが2カ月以上にわたって、市内の小中学生に配布している教育用タブレット端末から見られる状態になっていたと発表した。児童生徒7人が計122件を閲覧またはダウンロードしていた。
市教委によると、大阪市の委託業者がクラウドサービスのサイトにデータを移した5月18日から7月26日まで、何らかの理由で本来は教職員のみ使用できるファイルが、小中学生もアクセスできる設定に変更されていたという。
タブレットは市内小中学生約1万7千人に配布しており、教職員の名簿、学歴などもアクセス可能だった。7月下旬に匿名の情報提供があり、発覚した。個人情報の不正利用は確認されていないという。市教委は児童生徒からアクセスできないようにし、アクセスした児童生徒のタブレットは回収、交換した。
市教委は「ファイルの移行時は職員ら複数人でアクセス権限設定を確認するなど、手順書を作成して再発防止に努める」としている。(西尾和高)