国体九州ブロック 水球女子 敗戦を糧に次の大会でリベンジ 【大分県】

国体出場を目指した水球女子だったが、九州ブロック2回戦で福岡に6-24で敗れた。大分県代表は、社会人や大学生、高校生でチーム構成する相手に経験や体力、組織力で上回れたが、最後まで諦めない姿勢を貫いた。キャプテンの広川愛乃(大分商業3年)は「負けたのは悔しいが、ドライブから攻撃の形をつくれたのはよかった」と振り返った。

今年3月に大分商業高校を卒業した佐々木琴美は、チーム練習に参加したのは大会2日前だったが「後輩のためにできることをやった」とチーム最多の2得点を決めた。「全てで相手が上だったが、その中で収穫もあった」というのが、同じく2得点決めた松田藍(同3年)の存在だった。「昨年までは自分からシュートを打つことは少なかったが、エースとして成長した」と後輩の活躍を喜んだ。

2得点決めた松田藍

国体出場はかなわなかったが、県代表は8月22日から18歳以下のメンバーで構成したチームで全国JOC ジュニアオリンピックカップに出場する。国体九州ブロックでは格上相手に思うように力を発揮できなかったが、「昨年果たせなかった全国1勝を目指す。後悔しないようなプレーをしたい」(松田)とリベンジを誓う。

広川、松田の他に下級生を加えた大分商業5人に大分市内の中学生3人の若いチームで戦うが、広川は「九州ブロックでの反省を生かし、疲れたときの守備を改善したい。しっかり守ってカウンターで勝負したい。私たち3年生にとっては最後の大会になるので結果を残したい」と意気込みを語った。

力を出し切った県選抜チーム

(柚野真也)

© オー!エス! OITA SPORTS