玉城沖縄知事が国連演説検討 人権理で辺野古反対訴え

記者団の取材に応じる沖縄県の玉城デニー知事=15日午前、県庁

 沖縄県の玉城デニー知事は15日、9月にもスイス・ジュネーブを訪問し、国連人権理事会に出席して演説する方向で検討していると明らかにした。米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設への反対を発信し、国際世論に訴える見通し。

 玉城氏は県庁で記者団に「国際社会の場で沖縄県の意識をしっかり伝えるために、国連へ出向いて発言したい」と述べた。

 県幹部によると、政府が「台湾有事」を念頭に進める沖縄周辺での防衛力強化の現状などについても発信する可能性がある。国連人権理事会は9月11日~10月13日に開かれる。

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