小中高生が落語や大喜利 野木で「ひまわり亭」発表会 笑いと拍手でいっぱいに

大喜利に挑戦する生徒ら

 落語ワークショップ「ひまわり亭」の発表会が11日、栃木県野木町のエニスホールで開かれ、小学3年~高校1年生12人が参加した。

 落語を気軽に楽しく体験してもらおうと、町教委が主催し、今年で10年を迎えた。児童生徒は7月から計4回、町観光大使の落語家春風亭柳橋(しゅんぷうていりゅうきょう)さん(67)ら3人から声の出し方や所作などを学んできた。

 この日は子どもたちが自身で選んだ「寿限無」や「時そば」などを披露した。最後に中学生以上の7人が大喜利に挑戦。学校生活など、生徒ならではの回答で会場は笑いと拍手に包まれた。

 「ちりとてちん」を披露した野木中2年小林(こばやし)ゆいさん(13)は「初めは緊張したが、お客さんの笑い声が良く聞こえてスムーズにできた」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 柳橋さんは「子どもたちだからできる言い回しや話し方がある。毎年子どもたちが参加してくれるおかげで10年続いた」と話した。

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