【足利】地域活性化に取り組む高校生グループ「あしもり隊」は8日、JR足利駅北口駅前広場で「キッチンカーフェスティバルsummer」を開いた。「夏祭りのようなイベントで足利を盛り上げたい」と、初の夏休み期間中の開催となった。
駅前周辺が「寂しい」と感じていた同隊メンバー。「自分たちができる活性化策はないか」と意見を出し合い、2021年にキッチンカーイベントを初開催した。電車待ちの時間を有意義に過ごしてもらうことも狙いで、これまでの計3回は授業のある日に開いてきた。
今回出店したのは、唐揚げ専門店やドーナツ店など6店舗。同隊のメンバーが出店交渉をして準備をした。夏祭り気分を盛り上げるため、水に浮かべた玩具を、金魚すくいの道具「ポイ」ですくう「あしもりすくい」も用意した。午後4時半に始まると、会場は高校生や家族連れなどであふれ、にぎやかな雰囲気に包まれた。
同イベントのリーダーを務めた足利清風高3年富山心優（とみやまみゆ）さん（17）は「学校が休みの日なので不安だったが、多くの人に来てもらってうれしい。このイベントを足利の新しい名物にしたい」と意気込んでいた。
