【北京共同】中国国家統計局が15日発表した7月の消費動向を示す小売売上高は前年同月比2.5%増となった。3カ月連続で上昇率が縮んでおり、新型コロナウイルス禍からの経済回復の鈍さが鮮明となっている。
習近平指導部は国内の需要を押し上げる政策を推進する方針を打ち出している。ただ、財政支出の拡大が不十分だとの指摘も出ている。
工業生産は3.7%増だった。電気自動車(EV)などの「新エネルギー車」や太陽電池の生産は好調だったという。
1~7月の工場やオフィスビルへの固定資産投資は前年同期比3.4%増とプラスを確保したものの、減速基調が続く。