ロシア、GDP4.9%成長 4~6月、5四半期ぶり増

ロシア中央銀行=2022年5月、モスクワ(ロイター=共同)

 ロシア連邦統計局は11日、2023年4~6月期の国内総生産(GDP、速報値)が前年同期比で4.9%増となったと発表した。前年同期はウクライナ侵攻後に日米欧から科された経済制裁などの影響でマイナス成長に陥っており、反動で5四半期ぶりにプラスとなった。

 内訳は、建設業が9.8%増となった。昨年9月に併合を宣言したウクライナ東部・南部で復興のための建設が進んでいることなどが要因とみられる。卸売業が12.5%、小売業も9.0%とそれぞれ大きく伸びた。

 ロシア中央銀行は7月、国内需要が活発化しているとして、インフレ抑制を狙い主要政策金利を8.5%に引き上げた。(共同)

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