小学生の子どもを持つお父さん・お母さん、自由研究のテーマ選びに悩んでいませんか?ハピキャンでは前回の【アウトドア編】に続き、【番外編】としてDIY関連のテーマを過去記事の中からピックアップ。「きっかけ」から「わかったこと」まで例を出しながら解説しているので、自由研究の参考にしてみてくださいね!
【本記事の使い方】「きっかけ」から「わかったこと」まで徹底ガイド!
本記事では、自由研究の「きっかけ」「予想」「実験のやり方」「わかったこと」を順番に解説しています。
- 自由研究のテーマが決まらない!
- 自由研究のきっかけって何?
- どう展開していけばいいの?
などのお悩みを想定して、以下のように例をご用意しました。
例えば、テーマ「カブトムシの生活を観察する」のきっかけの場合……
上記のように例を2つあげています。
例は困ったときのヒントにしていただき、お子さんの意見を引き出しながら進めてみてくださいね!
▼「アウトドア編」も合わせてチェック♪
https://happycamper.jp/_ct/17643004
テーマ① ダンボール×スマホでプロジェクターを作ろう
まずは、自宅やアウトドアで活躍するプロジェクターのDIYです。
きっかけ
はじめにダンボールとスマホでプロジェクターが作れることを教えてあげて、子どもの反応を見てみましょう!(解説後のリンクを参考にしてください)
予想
映像の大きさや美しさはどうなるでしょう?想像してみます。
実験のやり方
それでは、実際に作ってみましょう!
準備するもの
- ダンボール(大きすぎないもの。靴箱くらいのサイズが◎)
- スマートフォン
- 虫眼鏡(100円均で購入できます)
- 鉛筆
- ガムテープ
- マスキングテープやビニールテープ
- カッター
- 針金
- ペンチ
実験の方法
虫眼鏡のレンズのサイズにダンボールをくり抜き、虫眼鏡を固定します。
スマホスタンド(針金やダンボールで手作りできます)にスマホをセット。部屋を暗くして、画面をレンズに向けます。
スクリーンや壁に投影されました。
……が、映像が反転しています。
スマホ画面にロックをかけて固定したり、反転アプリを利用するなどして、映像を反転させてみましょう。
無事、正しい向きで投影できました!
わかったこと
映像の反転や、映像の大きさ・美しさなど、気付いたポイントをまとめましょう。
もっと発展させてみたいときは?
- 映像を反転させるときに、一眼レフの仕組みのようにプロジェクター内に鏡を設置して映してみよう
- 映像を映す場所の材質によって映り方が変わるか調べてみよう
- ダンボールや虫メガネのサイズが変えて、映り方の違いを比較しよう
▼「ダンボールとスマホで作るプロジェクター」の作り方を知りたい人は過去記事をチェック!
テーマ② ダンボールでピザ窯を作ってみよう
続いても、ダンボールを使った自由研究です。ピザ窯を作ってピザを焼いてみましょう!
きっかけ
ピザ窯で焼いたピザは最高ですよね!キャンプ好きなら「作ってみたい!」と思う子も多いはず。
予想
ダンボールが燃えてしまわないか心配ですよね……!
実験のやり方
それでは、ダンボールピザ窯を作っていきましょう!
準備するもの
- ダンボール(今回は2リットルのペットボトル6本入りを使いました)
- 針金
- 焼き網
- アルミバット(お菓子の空き缶でもOK)
- 両面テープやのり
- アルミホイル
- カッター
- ペンチ
- キリ
- ダブルクリップ・・・2コ
- ガムテープ
実験の方法
ダンボールを解体して、アルミホイルを貼り付けます。
隙間なくアルミホイルを貼り付けたら、外側からガムテープで固定して元の形に戻します。ドア部分は開けておきましょう。
次に、焼き網の台を作るためにダンボールの両サイドに桐で穴をあけ、針金を通して外側で固定します。
針金に焼き網を置き、底にはアルミバッドを置いたら、ピザ窯の完成です!
アルミバッドに炭を置いて、ピザを焼きます。
焼く時はクリップを使って蓋を閉じます。
10分程するといい香りがしてきます。チーズがとろりととろけて、生地がこんがり焼けたら完成です!
成功させるコツ:炭火の強度によって焼ける時間が変わるので、香りをチェックして、たまに中の様子を確認しましょう。
わかったこと
もっと発展させてみたいときは?
- ダンボールのサイズを大きくして、2段のピザ窯を作れる?
- 針金で作った台を他の材料で頑丈にしよう
▼「ダンボールのピザ窯」を作ってみたい人は過去記事をチェック!
テーマ③ 小枝でオシャレなライトを作ってみよう
キャンプ場で見つけた小枝でライトを作ってみましょう!
きっかけ
オシャレな小物が好きな子どもにはうってつけですね。
予想
どんなランタンを作りたいか、イメージを膨らませましょう!
実験のやり方
それでは、実際に作ってみましょう!
準備するもの
- 小枝
- ジャムなどの空き瓶(フタは不要)
- ティーキャンドル(or LEDキャンドルライト)
- 麻紐
- 接着剤(グルーガンがおすすめ!)
実験の方法
拾ってきた小枝を、瓶の高さよりも少し長めに折ります。
折った小枝を接着剤やグルーガンを使って瓶にくっつけていきます。
隙間ができてしまいますが、隙間が多い方がキャンドルの光が漏れてキレイですよ。
小枝がしっかり固定されたら、麻紐をぐるぐると巻き付けて結びます。
リボンなどで装飾してもかわいいです。
ティーキャンドルやLEDキャンドルを中に入れて、点灯させれば完成!
小枝の間から漏れ出る光や、小枝の影によって雰囲気が出ますね。
わかったこと
作ってみた感想や仕上がりについてまとめましょう!
もっと発展させてみたいときは?
- 使った小枝は何という木だろう?
- 小枝の代わりに草花を使ったらどうなる?
- 影の美しさにこだわってランタンを作ってみよう
▼「小枝を使ったランタン」を作りたい人は過去記事をチェック!
テーマ④ 自然素材を使ってキャンドルを作ろう
続いても、キャンプ場で見つけた自然素材を使った自由研究です。
きっかけ
きっかけには「作ってみたい」という気持ちをまとめるのが良いでしょう。
予想
自然素材に熱い蝋(ろう)がつくとどうなる?固まったときにどうなる?などイメージしてみましょう。
実験のやり方
それでは、キャンドルを作っていきます!
準備するもの
- 100均の瓶
- 100均のキャンドル(芯を用意する必要がないのでおすすめ)
- 蝋(ろう)
- 自然素材をお好みで
実験の方法
キャンプ場を散策しながら、キャンドルの中に入れられそうな自然素材を集めます。
枝や木の実、小石など、何でもOK!
瓶の中にキャンドルを入れ、隙間に自然素材を詰めていきます。
蝋を湯煎で溶かします。
蝋が溶けたら自然素材が入った瓶に流し入れ、固まるまで待つと完成です!
わかったこと
理想通りにできましたか?
完成したキャンドルの感想や、イメージと違った点などをまとめましょう。
もっと発展させてみたいときは?
- クレヨンを使ってキャンドルに色を付けてみよう
- 外側に自然素材を出す方法を考えてみよう
▼「キャンドルランタン」の作り方を詳しく知りたい人は過去記事をチェック!
テーマ⑤ キャンプで使うトライポッドを作ってみよう
最後にご紹介するのはトライポッド作り!
ナイフやノコギリなどの刃物やロープワークを使うため、高学年におすすめです。危ないところは親がやってあげましょう!
きっかけ
パパが普段やっているブッシュクラフトに憧れている小学生も多そうですね!
予想
実験のやり方
それではトライポッドを作っていきましょう!
ここでは省略して解説していますので、実際にやってみたい人は解説後にある過去記事をチェックしてくださいね。
準備するもの
- 長めで丈夫な木(150cm程度)・・・3本
- ロープ(トライポッド用・フック用)・・・2本
- 広葉樹の枝(枝分かれしているもの)
- ナイフ
- ノコギリ
実験の方法
150cmほどの枝を3本用意して、ノコギリで長さを整えます。
さらに、滑り止めのために脚部分を斜めに切っておきます。
ロープを使って、3本の枝を固定していきます。
まずは真ん中の木にロープを結びます。
結び方は「トライポッド・ラッシング(三脚縛り)」です。
完成形がこちら!
次にフックを作ります。調理道具を吊るすために、Y字になっている部分のある枝を使います。
ナイフを使って、ロープを引っ掛けるためのくぼみを作りましょう。
くぼみにロープを巻き付けて固定します。巻き方は「巻き結び」がおすすめですが、解けなければOK。
自在結びを使って、トライポッドにフックを取り付けます。自在結びを使うことで、フックの位置を調節できるため焚き火調理に便利です。
トライポッドの完成です!実際に飯ごうなどを使って、調理してみましょう。
わかったこと
ロープワークが難しかったのではないでしょうか?気付いたことなどをまとめましょう。
もっと発展させてみたいときは?
- トライポッドをロープワーク以外の方法でも作ってみよう
- 自在結びを使ってテントの設営をしてみよう
▼「トライポッド」を作ってみたい人は過去記事をチェック♪
夏休み終了まであとわずか!DIYで楽しく自由研究しましょう
アウトドア編とDIY編の2本に渡り、自由研究に使えそうなテーマをご紹介してきました。
どのテーマも時間をかけず、楽しくできるものばかり。夏休みの残りの期間を使ってできちゃいますよ♪
テーマ選びに困っていた人はぜひ参考にしてみてくださいね!