【MLB】エンゼルス、シャーザーに完敗 投打にいいところなく

写真:シャーザーの前に抑え込まれたエンゼルス・大谷翔平

地区首位の壁はあまりにも高かった。日本時間8月15日、エンゼルスはア・リーグ西地区首位のレンジャーズと敵地グローブライフフィールドでの三連戦初戦に挑んだが、12−0で惨敗を喫した。大谷翔平は3打数ノーヒットといいところなし。チーム全体でもレンジャーズ投手陣の前にわずか1安打に抑えられた。

試合はエンゼルス先発がパトリック・サンドバル、レンジャーズ先発はマックス・シャーザーでスタート。試合が動いたのは2回裏だった。

先頭のグロスマンが四球で歩くとマルティネスがヒットで続き、一死からセミエンがセンターへのタイムリーヒット。中堅手のモニアックのエラーも絡み、レンジャーズが2点を先制した。この後もレンジャーズの勢いは止まらず、3回には犠牲フライや押し出し四球なので3点を追加。サンドバルをノックアウトした。

一方投げてはシャーザーが初回から三者連続三振を奪う圧倒的な立ち上がりを見せると、そのまま7回まで3塁を踏ませない投球を披露。7イニングを投げ、被安打はムスタカスの内野安打だけというほぼ完璧な投球となった。

レンジャーズは終盤まで得点を重ね、終わってみれば12−0。勝率5割復帰を目指したエンゼルスだったが、勝利からは程遠い惨敗に終わった。

最近は負けが込むチームの中で孤軍奮闘を見せていた大谷も、シャーザーの前に3打数無安打2三振。レンジャーズ移籍後好投を続けるレジェンドの前に、手も足も出なかった。

明日のエンゼルスはルーカス・ジオリトが先発予定。前回登板で移籍後初勝利を手にした右腕がチームの悪い流れを止めることができるだろうか。レンジャーズはトレード期限でカージナルスから移籍したジョーダン・モンゴメリーが先発予定だ。

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