[台風7号]新潟県に接近する可能性低くなる 引き続き強風や激しい雨には注意(8月15日)

 新潟地方気象台は8月15日、台風7号に関する気象情報を発表した。台風は近畿地方から日本海へ北上し、新潟県に接近する可能性は低くなった。ただ、台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込み、山沿いを中心に大気の状態が不安定となり、雷を伴った激しい雨が降る所がある見込み。

* [[台風7号関連・新潟県関連の交通情報]新潟空港発着便と佐渡汽船の運航状況など(8月15日)](https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/264696) * [最新の台風情報はこちらでも確認できます](https://www.niigata-nippo.co.jp/feature/saigai/typhoon)

 8月15日に予想される最大瞬間風速は、陸上が下越で30メートル、佐渡で25メートル、上中越で20メートル。海上は全域で25メートル。16日の陸上は下越と佐渡で25メートル、上中越で20メートル。海上は全域で25メートル。16日正午までに予想される24時間降水量はいずれも多い所で上中越60ミリ、下越50ミリ、佐渡40ミリ。

 15日に予想される波の高さは、上越と佐渡で2メートル、中下越で1.5メートル。16日は佐渡4メートル、下越3メートル、上越2.5メートル、中越2メートル。

 気象台は8月16日にかけて強風や高波、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、落雷や突風に注意を呼びかけている。

 台風7号の接近に伴う強風の影響を受け、新潟県内の交通機関も乱れている。

 新潟空港ビルディングによると8月15日午前11時現在、大阪便や名古屋便など計15便の欠航が決まっている。佐渡汽船は小木-直江津航路のカーフェリー全便を欠航する。

 JR東日本新潟支社によると午前11時現在、上越新幹線や在来線に運休、遅れはない。JR西日本金沢支社によると、北陸新幹線への影響はないが、大糸線は15日午後4時以降の運転を見合わせるほか、16日始発から正午まで計画運休を実施する。

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