避難民の8割、帰還希望 ウクライナ、国連が調査

キーウで共同通信の取材に応じる、UNHCRウクライナ事務所のマリアン・スキルペルルト副事務所長(共同)

 ロシアのウクライナ侵攻を巡り、欧州に逃れたウクライナ避難民の約8割が故郷への帰還を計画、あるいは希望していることが国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の15日までの調査で分かった。この半年ほど同様の傾向で、UNHCRウクライナ事務所のマリアン・スキルペルルト副事務所長は「避難民が故郷の家族や地域共同体と緊密な絆を維持している証しだ」と強調した。

 UNHCRによると、ウクライナ国外に暮らす避難民は今年6月時点で約630万人。その多くが欧州諸国で生活する。

 UNHCRは避難先での生活必需品の配給などに加え、避難民の故郷帰還も支援している。

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