コンコルディア社長インタビュー 取引先の経営改善に一層注力

インタビューに応じるコンコルディア・フィナンシャルグループの片岡達也社長

 横浜銀行を中核とするコンコルディア・フィナンシャルグループの片岡達也社長(56)は15日までに共同通信のインタビューに応じ、取引先の課題解決で経営を改善させる「ソリューション営業」に一層注力する考えを示した。国内の金利上昇局面では、取引先の経営を支える力が他の金融機関との違いを生み出すことにつながると強調した。

 日銀は7月に大規模な金融緩和策を修正し、市場動向次第で長期金利が1%まで上昇することを容認した。片岡氏は、貸出金利が上がれば「銀行の財務にはプラスに働く」と説明。取引先は借入金の利払いが増えるため「財務改善など納得してもらえる解決策を提案する」と話した。

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