成虫を見つけたら殺処分して通報を 特定外来生物クビアカツヤカミキリ 神戸で3匹発見

神戸市内の農園で捕獲されたクビアカツヤカミキリのオス(左)とメス(兵庫県病害虫防除所提供)

 兵庫県病害虫防除所は15日、桜や桃の木に寄生し食い荒らす特定外来生物クビアカツヤカミキリの成虫3匹が、神戸市内のスモモ農園で見つかったと発表した。7月中旬に同農園で2匹が見つかり、その後、新たに3匹が見つかった。

 同防除所は同農園から半径500メートル以内にある桃、梅の農園で調査を実施したが、成虫は見つからず、幼虫のふんと木くずが混ざった「フラス」も確認されていないという。

 クビアカ-は昨年6月、明石市の公園で県内で初めて成虫が確認された。その後、神戸や芦屋、西宮の街路樹や公園などで見つかっている。同防除所は、成虫を見つけた場合はその場で殺処分して通報するよう呼びかけている。同防除所TEL0790.47.1222、県自然鳥獣共生課TEL078.362.3389

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