朝乃山の勇姿願うのぼり旗 27日の氷見場所へ

朝乃山を応援するのぼり旗と人形=氷見市島尾

  ●富山を楽しくする会など地元スーパーに設置、人形も

 27日に氷見市ふれあいスポーツセンターで行われる大相撲氷見場所(富山新聞社、北國新聞社主催)を前に、朝乃山を応援するのぼり旗と大型こけし人形が15日、氷見市島尾の食品スーパー「浜井フードセンター」に設置された。富山県警OBらでつくる富山を楽しくする会の会員と、ファン有志が設置した。捲土重来(けんどちょうらい)の文字が書かれ、氷見場所での勇姿と9月場所の活躍を願った。

 のぼり幕は縦5メートル、横1.2メートルの布製で、オレンジ色の生地に青色、赤色の文字で「捲土重来 朝乃山」と記した。大型こけし人形は朝乃山を模し、顔をカボチャ、胴体をビニール容器で表現し、浴衣を羽織らせた。約1週間かけて制作し、9月場所が終了するまで設置する。

 設置作業には、富山を楽しくする会の長谷川敏博さんと大野健朗さん(以上富山市)、フードセンターの浜井祐雄さん、平田照夫さん(高岡市)の4人が参加した。

 長谷川さんは「休場しながら勝ち越した先場所の朝乃山はたくましかった。来場所は優勝を狙ってほしい」と捲土重来に込めた思いを説明した。

 氷見場所に知人と行くという浜井さんは「巡業を楽しみにしているという話をあちこちで聞く。朝乃山の笑顔を近くで見たい」と語った。

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