ウニオンがインテルからゴセンス獲得! ドイツ代表MFはキャリア初の母国でのプレーに

[写真:Getty Images]

ウニオン・ベルリンは15日、インテルからドイツ代表MFロビン・ゴセンス(28)を完全移籍で獲得したことを発表した。背番号は「6」に決定した。

なお、契約期間は2028年6月30日までの5年となる見込みで、移籍金は1500万ユーロ(約23億8000万円)程度となった模様だ。

2012年以来の母国復帰で、自身初のブンデスリーガ挑戦となるゴセンスは、クラブ公式サイトを通じて意気込みを語っている。

「僕はいつも、いつかドイツやブンデスリーガでプレーするのが夢だと言ってきた。ウニオンのここ数年は印象深いもので、それは海外でも見ることができた」

「クラブの責任者たちとの話し合いの中で、僕は多くの感謝と信頼を感じ取ることができた。だから、この決断は自分にとって難しいものではなかったよ。今は新たな挑戦と、並外れたエキサイティングなシーズンを楽しみにしているよ」

昨シーズンのブンデスリーガを4位でフィニッシュし、今シーズンはクラブ史上初のチャンピオンズリーグ(CL)に参戦するウニオン。

そのビッグシーズンに向けて新戦力補強に動くドイツの首都クラブは、長らくドイツ代表MFを有力なターゲットの一人に定めていた。

一方、ゴセンスは2022年1月にアタランタからインテルへ移籍。加入前からケガを抱えていたため、2021-22シーズンの後半戦はほとんど稼働できず。また、昨シーズンは公式戦49試合に出場したが、そのほとんどが後半からの途中出場。イタリア代表MFフェデリコ・ディマルコとのポジション争いで完全に後れを取っていた。

今夏の移籍市場では退団が既定路線となった中、ヴォルフスブルクとウニオン行きの可能性があったが、最終的にCL出場クラブへの移籍が決定した。

なお、ドイツ生まれでドイツ代表でも16キャップを刻むゴセンスだが、ユース年代でフォルトゥナ・エルテン、ボホルト、レーデといったクラブでプレーしたものの、2012年にユースチームに加入したオランダのフィテッセでプロキャリアをスタート。その後、ヘラクレスとアタランタ、インテルでプレーしており、シニアレベルでは初の母国でのプレーとなる。

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