レイズの左腕マクラナハンがトミー・ジョン手術へ 来季全休濃厚

日本時間8月16日、レイズのケビン・キャッシュ監督はエース左腕のシェーン・マクラナハンがトミー・ジョン手術を受ける予定であることを明らかにした。一連の診察が終わるまで決断を待っていたレイズだが、マクラナハンはテキサスでキース・マイスター医師の診察を受け、トミー・ジョン手術を受けることを決定。レイズにとっては想定していたなかでワーストのシナリオであり、マクラナハンは今季の残り試合を欠場するのはもちろんのこと、おそらく2024年シーズンも全休することになりそうだ。

現在26歳のマクラナハンはメジャー3年目の今季、ここまで21試合に先発して115イニングを投げ、11勝2敗、防御率3.29、121奪三振をマーク。前半戦は11勝1敗、防御率2.53の好成績を残し、開幕13連勝からスタートしたレイズの快進撃を牽引していたが、7月上旬に背中の張りで故障者リスト入りしてオールスター・ゲームを辞退すると、戦列復帰後は4度の先発登板で0勝1敗、防御率7.11に終わり、左前腕の張りを訴えて8月上旬に再び故障者リスト入りしていた。

マクラナハンは故障者リスト入りしたあと、チームドクターの診察を受け、数日後には多くの投手のトミー・ジョン手術を担当してきたことで知られるニール・エラトラシュ医師にセカンドオピニオンを求めた。その時点でマクラナハンの今季中の復帰が難しいことが判明し、レイズはマクラナハンを15日間の故障者リストから60日間の故障者リストに移していたが、最終的にはマイスター医師の診察を経て、トミー・ジョン手術を受けることが決定された。

今季のレイズは先発投手陣に故障者が続出しており、ベストの5人でローテーションを1度も組むことができていない。タイラー・グラスノーは開幕からの2ヶ月を欠場し、ジェフリー・スプリングスは4月下旬にトミー・ジョン手術を受けてシーズン終了。ドリュー・ラスムッセンも右肘の手術を受け、来季途中まで離脱することが決定した。マクラナハンの離脱を受け、現在はザック・リテルをリリーフから先発に転向させてローテーションに組み入れるほどの苦しい状況となっている。

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