ヤンキース・ジャッジ オフシーズンの右足親指手術は不要の見込み

日本時間8月16日、ヤンキースのアーロン・ブーン監督は、右足親指に不安を抱えたままプレーしているアーロン・ジャッジについて、「オフシーズンの手術は不要」との見通しを明らかにした。ブーン監督は「今のところ、手術はプランのなかにないと思っている。彼の状態はとてもいい。外野手として多くの試合に出場できているのが何よりの証拠だと思う」とコメント。日本時間6月4日のドジャース戦で守備時に右足親指の靭帯を断裂し、日本時間7月29日のオリオールズ戦で復帰したジャッジだが、手術は回避できそうだ。

今季のジャッジは、日本時間6月4日までに49試合に出場し、打率.291、19本塁打、40打点、3盗塁、OPS1.078の好成績をマーク。戦列復帰後は日本時間8月15日までに16試合に出場して打率.260、3本塁打、5打点、0盗塁、OPS.916を記録している。右足親指の状態が万全でないなかでプレーしている影響もあり、打撃成績自体は離脱前と比較して落ちているが、それでも9割台のOPSを記録。指揮官は「よくやっていると思う。100%の状態ではないが、動き回ることができているし、復帰初日から徐々によくなっている。今季中に100%の状態に戻れるかどうかはわからないけどね」と話している。

復帰後にスタメン出場した15試合のうち、ジャッジは右翼手として6試合、指名打者として9試合に出場。指名打者としての出場が多くなっているが、ブーン監督は「ちゃんと動けているし、無理をせず自分を守ることもできている。打撃面でもチームにとってプラスになる打席が多い。(成績が落ちているのは)フィジカルのレベルがピークに達していないだけだろう」と特に心配していない様子。ブライアン・キャッシュマンGMはジャッジの起用法について「勝つためにやっている。彼のパフォーマンスはチームの勝利のために極めて重要だ」と強調する。

ヤンキースは現在、貯金が1つまで減って地区最下位に沈み、プレーオフ圏内と5.5ゲーム差という厳しい状況に置かれている。ここからの再浮上のためには、ジャッジの活躍が必要不可欠だ。万全の状態ではないジャッジだが、自慢のバットでチームを1つでも多くの勝利に導くことはできるだろうか。

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