思い出胸に「またね」 青森県内、Uターンピーク

ホームで別れを惜しむ帰省客ら=15日午後、新青森駅

 お盆を古里や行楽地で過ごした人たちのUターンラッシュが青森県内でピークを迎えている。県内の主な駅や空港は15日、大きな荷物やお土産を抱えて首都圏などに戻る帰省客で混雑した。

 青森市のJR新青森駅では、改札前や新幹線ホームで「またね」「バイバイ」などと手を振り合って別れを惜しむ家族連れらの姿が見られた。弘前市の実家に帰省していた東京都の会社員齋藤翔琉(かける)さん(24)は「のんびり過ごせて楽しかった。リフレッシュできた」と満足げだった。

 JR青森支店によると、新青森駅からは15日、臨時列車21本を含む上りの新幹線計40本がほぼ満席。16日も朝と夜を除いておおむね満席の状態という。

 一方、空の便は台風7号の接近に伴い、国内航空3社が関西方面などと結ぶ青森、三沢空港発着の計26便を欠航した。日本航空(JAL)青森空港所によると、東京(羽田)便は14、15日がほぼ満席。大阪(伊丹)便も同様の見込みだったが、欠航を受け14日夜から便の変更や払い戻しの申し込みが相次いだという。

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