広島県呉市の大崎下島にある豊町で、お盆の帰省にあわせて二十歳の門出を祝う集いが開催されました。
呉市豊町で開かれた「はたちの集い」には、真新しいスーツに身を包んだ8人が集まりました。
豊町地区では、2005年から帰省しやすいこの時期に二十歳を祝う行事を行っています。
式では、1人ひとりの名前が呼ばれたあと、成人の代表として 奥田そら さん(20)があいさつしました。
奥田さんは、「幼い頃から温かく見守ってくださった地域のみなさまのお陰です。深く感謝しています」と述べました。
最後に豊町の伝統的な「弓祭り」にちなんで、成人たちが弓を引いて二十歳の門出に華を添えました。
成人たち
「二十歳という実感がなかったんですけど、こういう式をきっかけに少し自覚を持てるようになりました」
「島で育って地域の人や家族に支えられて20年間育ってきたんだなと感じました」「久しぶりに会う人ばっかりなので、みんな、変わってないなと感じました」
式のあとは、10年前に自分たちに宛てた手紙や写真などが入っているタイムカプセルを開けました。
当時の出来事を思い出し、会場は笑顔であふれていました。
タイムカプセルを開けて…
「みんなでワイワイしていたころが懐かしい。いい思い出がよみがえりました」
15日は、庄原市などでも二十歳を祝う式典が行われました。