清水エスパルスの「大きな希望」U-17日本代表ボランチ 矢田龍之介の誓い【SBSカップ 未来へシュート③】

1977年から続く国内で最も歴史のあるユース年代の国際サッカー大会「SBSカップ国際ユースサッカー」が8月17日、開幕します。この大会に静岡ユースの一員として出場する清水エスパルスユースの選手を紹介します。

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今回、清水エスパルスユースからはDF岩崎海駕、DF有村柊人、MF矢田龍之介の3人の選手が選ばれています。

その中で注目するのは、高校2年生の矢田選手。

<清水エスパルスユース MF矢田選手>
「(自分の)ストロングポイントは、ゲームメイクしながらタイミングを見て前に出ていったり、縦パスを出したりするチャンスメイクの部分です」

高校2年生ながらエスパルスユースの10番を託され、U-17日本代表にも選出。6〜7月に開催されたAFC・U-17アジアカップでは中心メンバーとして大会2連覇に貢献しました。

4月には、トップチームデビューも果たし効果的な縦パスやスルーパスでチャンスを演出。デビュー戦でも自分の持ち味を生かし、堂々としたプレーを見せました。

<清水エスパルス 秋葉忠宏監督>
「プロ相手に堂々と高い技術力としっかりとした球際の強さを見せてくれたというのは、すごくエスパルスにとって大きな希望だったなと思っています」

さらに長年エスパルスの10番を背負ってきた清水エスパルスユースの澤登正朗監督も期待を寄せています。

<清水エスパルスユース 澤登正朗監督>
「17歳の年代の中では、秀でたものは持っていると思います。ただ、ボランチの選手ですから、展開力と、その中でのキックの質、種類などはもっと求めたいですね」

矢田選手はこうした周囲の思いを背負い、日々トレーニングに励みます。

<清水エスパルスユース MF矢田選手>
「静岡でかなり注目される大会だと思うので楽しみです。攻撃の面ではしっかりチャンスメイクを数多くやって、守備でも球際に負けない強度だったり、スプリントだったりというところで貢献したいと思います」

そんな矢田選手が見据える将来の夢とは?

<清水エスパルスユース MF矢田選手>
「夢は、スペインリーグでプレーすることなので、夢に向かって日々できることをしっかりとやりたいと思います」

若き才能がSBSカップでどんな活躍を見せてくれるか。期待しましょう!

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