【台風7号】滋賀・彦根城で壁はがれ、瓦落ちる 国と協議し修繕へ

漆喰壁の一部がはがれ落ちた彦根城の重要文化財・天秤櫓

 滋賀県彦根市は16日、台風7号の影響で彦根城(金亀町)の重要文化財・天秤櫓(てんびんやぐら)の漆喰(しっくい)壁の一部がはがれ落ち、瓦1枚が落下した、と発表した。

 はがれ落ちたのは縦約1.1メートル横約1.8メートルで、近くの漆喰も浮いた状態。国と協議し、修繕していく。

 また、西の丸トイレの瓦1枚が落ち、城作業所駐車場の木製塀が長さ10メートルにわたり傾いた。特別史跡彦根城跡内の各所で倒木や枝折れが見つかったが、観覧ルートへの影響はないという。

 台風の接近に伴い、15日は城の営業を取りやめたが、安全確認の上、16日正午から営業を再開した。

© 株式会社京都新聞社