【大田原】JAなすのは16日、湯津上の同JA湯津上梨選果場で今季のナシの出荷を始め、作業員ら約60人が出荷リレーの1番手となる「幸水」の選別などに汗を流した。
ナシは市と那須塩原市の同JA梨部会員51人が約71ヘクタールで生産。同部会によると、生育は例年より1週間ほど早く、初日から出荷のピークを迎えている。
作業員は約40トン分の選果作業に当たった。色や形などを目視で確認し「秀」「優」「良」の3階級により分けてコンベヤーに載せた後、機械で糖度やサイズを測定。最後に手作業で箱詰めした。主に京浜方面に出荷され、糖度13度以上は高級ブランド「自信作」として販売する。
江崎哲治(えざきてつはる)部会長(45)は「今年は大きな災害もなく順調に育ち、特に甘いナシができた。より多くの人に那須野のナシを味わってほしい」と話した。
出荷は11月下旬ごろまで「豊水」「あきづき」「新高」「にっこり」と続く。