【マニラ共同】公明党の山口那津男代表は16日、東南アジア3カ国歴訪の最初の訪問地フィリピンに到着し、首都マニラでマルコス大統領と会談した。フィリピンの経済成長の加速化に向けた協力推進で一致。フィリピンが中国と領有権を争う南シナ海情勢についても意見交換した。日本とASEANとの関係強化を目指す岸田政権を側面支援する狙いがある。
マルコス氏は会談で、投資や貿易の拡大に期待感を表明。山口氏は「もう一段高い関係に至れるよう支援したい」と応じた。南シナ海情勢では、山口氏は「法の支配に基づく国際秩序を確保し、自由で開かれたインド太平洋をつくるべく協力を深めたい」と伝えた。
