今月2度目、民家に車突っ込む 青森・三沢市 住人うんざり「7、8回こういう事故が…」

軽乗用車とトラックが民家に突っ込んだ事故現場=16日午後3時半、三沢市鹿中3丁目

 16日午後、青森県三沢市鹿中3丁目の民家に車2台が突っ込む事故があった。9日にも同じ民家で同様の事故があったばかり。幸いけがはなかったものの、今月に入って2度目の受難に住人は頭を痛めている。

 現場は三沢漁港から北西に約1.2キロ離れた国道338号が通る交差点。事故の目撃者などによると、16日午後1時半ごろ、交差点でぶつかった軽乗用車とトラックがともに何かの弾みで2階建て民家の1階部分に突っ込み、シャッターと門扉のブロック塀を壊した。民家には当時、誰もいなかった。

 三沢署によると、軽乗用車とトラックに乗っていた3人は軽傷で命に別条はない。

 民家の主婦(64)によると、9日にも乗用車が突っ込み、シャッター2枚がつぶれる被害に遭ったという。「嫁いで38年。こうした事故が7、8回起きている」とうんざりした様子。「ここは事故多発地帯。(交差点に信号を設置するなど)事故対策をしっかり講じてほしい」と行政側に求めた。

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